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ファイアーエムブレム

エリンシア「アイク様に最近お会いできなくて寂しい」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/05(火) 22:48:36.65 ID:fV8FEyiF0

クリミア王宮

ルキノ「王都奪還から二ヶ月……ようやく復興の兆しが見え始めてきましたね」

エリンシア「……そうね、ルキノ」

ルキノ「……浮かばないご様子ですね、陛下」

ルキノ「今日どころか、ここ最近ずっとちらほらそのようなご様子でおられますが……いかが致しました?」

ルキノ「私でお力になれるような事であればお聞きいたしますが……」

エリンシア「ルキノ、あのね……」

ルキノ「はい……」

エリンシア「女王となってからアイク様にほとんどお会いできなくて、それが寂しいの」

ルキノ「……は?」
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ワユ「じゃじゃーん!天・空!」アイク「……何?」

2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/08(金) 06:51:34.73 ID:+9o5aCm5O

移行完了



ワユ「へへっ、どうだい大将!様になってる?」

アイク「……驚いたな。まさかここまで模倣されるとは思わなかった」

ワユ「本当!?よぉっし、これで今度こそ大将に――」

アイク「……だが、実戦的じゃないな。残念だが」

ワユ「へ?」
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マーシャ「私の白馬の王子様」

1:万一ケビンだと思った人にはすまない……:2012/06/09(土) 16:21:29.93 ID:1h7kC7gW0

ベグニオン領内・陣営

マーシャ「あれ?あそこにいるのは……アイクさん!」 タッタッ

アイク「ん?マーシャじゃないか。どうかしたのか?」 ブンッブンッ

マーシャ「いえ、特には。ただ、アイクさんが鍛錬しているのが見えたので。……迷惑でした?」

アイク「まさか。だが……こんなのを見てても面白いことなんてないだろう」

マーシャ「そんなことないですよ?」

アイク「そうか?そうならいいんだが……」
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ネフェニー「アイクさんって、素敵な方じゃなぁ……」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/17(日) 06:21:45.06 ID:Cv8ATRjS0

アイク「……ふぁ。さて、朝の訓練でもするか……ん?」

ブンッ ブンッ

アイク「……先客がいるのか。しかしあのシルエットは……ワユじゃないな」

アイク「確か、先日捕虜から助け出した……いかん、名前が出てこない」

アイク「とりあえず、話しかけてみるか」 ザッザッ

??「……」

アイク「おはよう。朝早くから精が出るな」

??「……おはよう……ございます」 ペコリ
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マルス「メディウスか……是非とも肉を喰らってみたいッッッ!」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 17:04:30.01 ID:ceTeI63k0

暗黒地竜メディウス率いるドルーア帝国によって
祖国アリティアを追われた王子マルスは、辺境の島国タリスへと落ち延びた。



マルス「人々が殺され、国が滅びようという時に、
    ぼくは王子だというのになにもすることができなかった……」

マルス「ジェイガン、ぼくはもっと強くなって必ずアリティアに戻る!」

ジェイガン「マルス王子……」



マルスは自らの無力さを恥じ、常軌を逸したトレーニングを己に課した。

それからおよそ二年──
二年という月日は、人を変貌させるには十分すぎる時間であった。
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